香港
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| このコラム香港指南のバックナンバーを読んだ方から本文中に出てくる「深夜特急」の意味について問い合わせをいただいた。これはルポライター沢木耕太郎氏の自身のアジアから陸路でロンドンに至るまでの放浪の旅を描いた大長編の本の題名で、とてつもなく面白い作品に仕上がったベストセラーである。主人公である26才の沢木氏が旅の中で出会う様々な出来事や人とのエピソードもさることながら自分自身を見つめる目がとても醒めていて爽やかで、読んでいる我々まですがすがしくなってくる。これはまた民放で3回にわけて各2時間の長編ドラマとしてTVで放映されたのだが、これまた原作に劣らない良い出来で、主演の大沢たかおがこれ以上無いくらいハマり役で主人公の透明感をよく表していた。 | ![]() こんな感じの建物 |
![]() 市場 |
その深夜特急香港編の舞台の一つがここネイザンロードの無国籍ビル重慶大夏だ。彌敦道(ネイザンロード)に面していてMTR尖沙咀駅のはす向かいという場所からいったら超一品なのだが超アヤシイ複合施設になっている。低層階が物販、高層階がドーミトリーになっているのだがどこも軽犯罪と不法入国の臭いがする。1階の回廊上になった薄暗い店の集まりをぐるっとまわるだけでドキドキするくらいなのでとても旅行者にはおすすめできないが、こんなところに平気で泊まって香港の旅を始めた沢木氏の若さ、また今もここから旅を始めようとする若い人たちの大胆な無鉄砲さを羨むだけでもちょこっとのぞいてみて損は無い。 |