3ペデストリアンエスカレーターという米国

都市としての香港の変化はめざましい。飛行場が市内から大嶼山(LANTAU ISLAND)に移ったのが最もメジャーだが、それ以外にも中環のエアポートエクスプレス各停車駅一帯、香港で最も高い超高層オフィスビルThe Towerの新築,湾仔のコンベンションセンター増築などすぐにも思いつくものがずらりある。しかしもっとスケールをミクロにして香港を眺めてみると、とんでもなく町並みががらりと変わってしまったところがある。それが中環のペデストリアン エスカレーター沿いのCochrane St と Shelly Stだ。一言でいうと香港在住の英米系外国人向けの町並みにすっかり変わった。ペデストリアン エスカレーターとは中環から山側に向かって上っていった高級住宅地のミッドレベルまでを結ぶ世界最長の1本のエスカレーターで、時間帯によって登り下りが切り替わる。利用者は土地柄みるからにエリートといった人種だ。香港在住の英米系外国人も圧倒的に多い。
このあたり一帯の客層を象徴的に表す施設が、出来てまだ日も浅い「New York Fitness」というスポーツクラブだ。ガラス越しにトレーニングをしている人たちを見ることができるが、なんだか香港というより米国だ。それもとびきり上等の米国がガラスの向こうにある。このあたりの飲食店もとびきりお洒落なものが増えたが、ここで汗を流したあとの米国をお得意先としている考えれば十分納得がいく。このクラブのすぐ隣にオープンテラスのバーがあり、夜などここで飲んでいるとトレーニングの後のエリートが来て楽しそうに飲んでいく。そんな様子を見ているとこちらまでだんだん元気になってくる。そんなオーラを彼らは出している。ペデストリアン エスカレーターは香港3泊4日の旅行スケジュールでは普段かかわらないところだが、香港島でのぶらつきのときのなによりのオススメだ。

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