香港
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尖沙咀東は本当につまらない。海沿いのプロムナードはとても素敵だが、それ以外は見るべきものはない。また買い物スポットとしてもぱっとしない。なんでこんなところが観光ガイドに載っているのかわからない。しかし唯一ファッションに興味のある10代-20代前半の若い人だったらオススメのスポットがある。それがビバリーショッピングセンターだ。ここは一言でいうとファッションデザイナーの卵たちの一坪ショップの集まりなのだが、割と大きめのぱっとしない雑居ビルの1階-3階までぎっしりとテナントがはいっている。文字通りの蜂の巣のような1坪ショップの集合体なのだが、各ショップの独特の個性にもかかわらず雑多な感じはしない。むしろ逆に秩序のある屋内の間仕切りつきのフリマといった感じだ。

1Fのラーメン屋の左が入り口

ビバリーショッピングセンター2歩行くともう1つの店を通りすぎてしまうので、店内に入るかどうかは一瞬の判断だ。商品のイメージもあまりに一瞬なのでデジタルな形にしか頭の中に残らない。しばらく歩いた後にさっきの商品をもう一度みたいと思って引き返しても、店が小さすぎる上イメージが既に希薄でお目当ての所にはまずたどり着かない。また店に入って廊下を行き交うショッパー達の姿を見てみると、これも通り過ぎる姿があまりに一瞬なので、とてもリアルな買い物客とは思えない。そんな中、突然客が店内に入ってくると「客が来た」というより「財布を身につけたデジタルの信号が来た」という方がぴったりくる。この感覚は間違いなくネット上の仮想商店街だ。リアルの極地であるビバリーショッピングセンターの印象は限りなくネットショップなのだ。そんな訳でこの建物を後にするとき皆さんがMATRIXのキアヌ・リーブスに成りきっているは間違いない。